企業の「反転学習」は4ステップで実践(6)-実践前研修で「自分用ツール」を作る


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【ステップ2】実践前研修で「自分用ツール」を作る

32-25[三木]
次のステップ2に進んでいきます。集合研修、実践前研修の部分ですね。

[松井]
実践前研修では、OJTで実践する前のツールづくりがテーマです。それは自分のツールを作ると。eラーニングの中では標準的な見本のツールを提供しているわけですが、そのままでは使いにくかったり、わかりにくかったりします。自分自身がわかりやすく、使いやすく育てるのが実践前研修のポイントになります。

[三木]
ツールというのは、具体的に何を想像すればよいでしょうか。

[松井]
一般的に多いのが、帳票関係です。たとえば、ある仕事のステップを踏みたいとなれば、ルールとしてこうやりましょうと言ってやりきれなかったり、忘れてしまったり。いちいち手順書を見るというわけにいかないですよね。帳票にステップとか、書き方のポイントなどがわかりやすく明確になっていれば、迷わずに使うことができる。新しいやり方を職場におとすには、ツール、帳票がしっかりあるということが重要になりますね。

[三木]
このツールによって、ステップ1~4を串刺してつなげていくようなイメージでよいですか?

[松井]
はい、そうです。

実践前研修は、3から4人のグループを4から6つで進行

[三木]
内容が1~8までありますが、集まって、進行役を立てて進めていくようなイメージですか。

[松井]
そうですね。講師役の人間が進行していくわけですが、まず3人から4人のグループを編成して、グループでお互いのツールを検討しあう、そして職場の状況を再現しあったシミュレーション(ロールプレイ)をやってみる、トライアル評価と言ったりしますが、そうすると課題ややりにくさが上がってきますので、みんなで考えて解決し、ツールとして仕上げていくという作業をしていきます。

[三木]
3、4人がよいでしょうか?

[松井]
そうですね。経験的に5人を超えてくると遊んでしまう人が出ると。そうすると意見が出てこなかったり、雰囲気が悪くなったりしますので、研修自体の質が劣化することがあります。

[三木]
グループの数はいかがでしょう?

[松井]
一人の講師が面倒を見れる限界がありますので、経験があるものであれば最大8グループであるとか10グループぐらいはやれるかもしれません。そうすると最大40~50人。普通は、4グループから6グループくらいが手ごろな大きさかなと思います。企業さんも、研修の場に人を連れてくることになりますから、いっぺんにたくさんの人を職場を離れさせて集めるというわけにもいかないので、出る側の規模としても、15人というのはポイントと思います。

つづく( 次の記事へ目次ページへ

高濱洋子

「仕事と成長のよい循環」に関心があります。企業向けITインストラクターを経験後、テクニカルライティング(業務・システムマニュアル)、企業向けeラーニングの制作、導入に携わる。現在はロゴスウェア株式会社勤務。

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