企業の「反転学習」は4ステップで実践(10)-eラーニング・学習管理システム「Platon」開発計画


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第2部では、ロゴスウェア セールス&マーケティンググループ マネージャの青木よりお話しさせていただきます。

松井社長のセミナーのなかで、ラーニングミックスという言葉が出てきました。第2部では、複数の研修プログラムを組み合わせた学びを弊社の学習管理システム「Platon」で、どのように支援するか、その計画をお伝えしたいと思います。

eラーニングの役割の変化

まずeラーニングが企業研修の中でどのような役割を果たしているか、確認したいと思います。株式会社日本能率協会マネジメントセンターの調査によると、従業員3000名以上の企業の8割が何らかの形でeラーニングを導入しているそうです。

60-03一方で企業では実に多くの研修が行われています。そのなかでeラーニングが活用されている範囲は限られています(赤い部分)。例えば、情報セキュリティ研修ですね。1年に1回、たとえばPマークを取得されていて教育を実施されている企業様などが多いのではないでしょうか。よくeラーニングが用いられる分野の一つです。

今までは限定的な研修でのみ用いられてきたeラーニングですが、今、企業研修において活用範囲が広がってきています(ピンクの部分)。

そのきっかけとなったのが反転学習の普及です。
先程松井社長のお話にもありました通り、今、反転学習という手法が注目されています。それにより企業研修におけるeラーニングの活用方法が見直されています。その活用方法とは、従来、集合研修の中で行っていた知識研修を、eラーニングで置き換えるという方法です。

知識研修を、eラーニングで置き換えるメリット

60-42知識研修を、eラーニングで置き換えることでメリットがいろいろあります。

たとえば、知識研修をeラーニングで代替することにより、参加者の基礎知識を揃えることができます。また、eラーニングでは学習管理システムに受講履歴がたまりますので、Aさんはここまで理解していて、Bさんはここが苦手なんだなということを確認できる点もメリットの一つです。

一方、集合研修についていえば、これまで知識研修を行ってきた時間を他の目的に使えるようになります。人が集まっているからこそ行える、ロールプレイングや意見交換に時間を割くなど、より実践的な内容に時間とエネルギーを注ぐことができるようになります。

お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、知識研修をeラーニングで行うといった方法は決して新しい試みではありません。例えば、私がお付き合いのある企業さまですと、10年ほど前から、新任管理職研修の事前学習としてeラーニングを導入されています。今あらためて「反転学習」として再定義されています。

「反転学習」時代のeラーニングシステムの悩みとは?

eラーニングを事前研修で用いると、受講履歴が学習管理システムの中にたまります。
その後の集合研修はどのようになっているでしょうか?

参加者の方にアンケートやレポートを書かせて、紙で研修の講師の方や研修管理者の方が集計して、文字で起こして・・・と苦労されていたのを見たことがあります。それが大規模になると・・・、本当に大変と思います。みなさん、評価の収集という部分に苦労されていたのではないかなと推測しています。

私たちはLOGOSWARE Platonを機能改善することにより、eラーニングが用いられる知識研修以外のパートについても、その評価が取りやすくできるよう機能を強化していきたいと考えています。

64-35集合研修を例に考えてみます。

集合研修は、講師、または同じグループのメンバー、上長の方など、自分ではなく他者が評価すると思います。この他者評価を取りやすく、管理しやすくすることが今後のLOGOSWARE Platonの目標の一つです。

全部LMS(学習管理システム)にたまるとすごく楽ですよね。

eラーニングのように評価の一元管理ができるようになりますと、それぞれのプロセスでのスタッフの成長が追えるようになり、研修の成果が現場でどのように活きているかわかるようになると考えています。私たちは、皆さんの労力をLOGOSWARE Platonの機能改善により軽減したいと考えています。

具体的には、3点お話しします。

LOGOSWARE Platonで支援したいこと3点、2015年中のリリースを計画

67-32まずは、複数的な研修を設計しやすくします。
現在、LOGOSWARE Platonではeラーニングの受講ステータスの管理のみ、行えるようになっていますが、例えば、その後の集合研修、振り返り研修もセットとして設計・管理できるようにします。

次に、他者からの評価収集を楽にしたいと考えています。
今までは受講者本人だけが受講すればおわりでした。しかし、これからは違います。集合研修は他者からの評価を受けなければいけません。私たちのテスト作成ソフト「THiNQ Maker」のアンケート機能を用いることにより、学習管理システムに他者からの評価を蓄積できるようにします。

最後に、各関係者の進捗管理を楽にします。これまでは、eラーニングは、受講者と管理者の2者の関係でした。評価者が増えることによって、関係者が増えます。そういった方のステータス管理も楽に行えるようにしたいと考えています。

これら3つの機能をできれば・・・、2015年中の実装を目標にと開発者と話しています。もし間に合わなかったら段階的なリリースになるかもしれません。

最後にサマリーいたします。

ロゴスウェア株式会社は、学習管理システム「LOGOSWARE Platon」を進化させ、反転学習(複合的な研修)の実施・評価をLMSで支援したいと考えています。それにより、個人の課題解決だけではなく、組織の課題解決をサポートします。

どうぞ、新しいLOGOSWARE Platonにご期待ください。ありがとうございました。

おわりに

最後までお読みいただきありがとうございました。
よりよい社員教育にお役立てください。
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高濱洋子

「仕事と成長のよい循環」に関心があります。企業向けITインストラクターを経験後、テクニカルライティング(業務・システムマニュアル)、企業向けeラーニングの制作、導入に携わる。現在はロゴスウェア株式会社勤務。

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