2015年eラーニングアワードレポ:リクルート「受験サプリと勉強サプリが目指す学び×ICTによる教育格差解消への挑戦」


ロゴスウェアの坂井氏が、2015年 eラーニングアワードフォーラムの公演を拝聴しました。皆様にも共有します。

「eラーニングアワード2015フォーラム」は、eラーニングを活用した人材教育、組織戦略の現状と未来を語り合う専門フォーラムです。
http://www.elearningawards.jp/index.html
会期 2015年10月28日(水)~30日(金)
会場 ソラシティ カンファレンスセンター

今回レポートする公演

「受験サプリ」と「勉強サプリ」が目指す「学び×ICT」による教育格差解消への挑戦
http://www.elearningawards.jp/program3detail.html#74

ご講演:
株式会社リクルートマーケティングパートナーズ 受験サプリ プロデューサー 松尾 慎治 氏
株式会社リクルートマーケティングパートナーズ 勉強サプリ プロデューサー 中野 慧 氏

概要:
経済状況や住んでいる地域によって、学びへの思いを実現できずにいる人は少なくありません。リクルートでは、場所や時間を選ばず、圧倒的低価格で学ぶことができるオンライン学習サービス「受験サプリ」「勉強サプリ」を通じて、教育格差(経済格差・地域格差)という社会課題の解決を目指しています。
本講演では、4年前に立ち上げた高校生向け「受験サプリ」のこれまでの軌跡と、今年3月に開始した小中学生向け「勉強サプリ」のサービスのご紹介(後述「2.」)を中心に、リクルートが目指す学びの姿(後述「1.」)をご紹介いたします。

1. リクルートが目指す学びの姿とは?

どこに住んでいても、どんな親(所得)でも学習を楽しめ、自らで進む道を選択できる環境を提供する。
『合格への新常識を作ろう』がサービスを始めたきっかけ。

所得格差による教育格差が拡大している現状がある。保護者だけでなく子供にまで諦め感が・・・。
また、地域格差による教育環境格差も、過去20年間でさらに開いてしまっている。
これらの格差から予備校に通っていない→65%にものぼる。

受験サプリは校舎が必要ないのでコストを下げられる(賃借料や人件費が少なくすむ)。通常の予備校は100万/年かかるところが1万/年でいける。

2. どんなサービス?どんな工夫?

受験サプリ

受験生の、Plan(志望校検討)→Do(日々の学習)→See(テストでのチェック 140大学の過去問がDLし放題)を支援する。

 

  • 通年(850講座)、センター対策(150講座)、志望校別対策(大学別の約150講義)それぞれの講座がある
  • 高校1,2年には3教科650講座を提供中
  • AO推薦対策講座
  • TOEIC対策
  • 中学、小学復習講座
  • 講義動画、センター試験対策集等の試験対策も提供

科目の本質を伝えることを目的とした講義動画のユーザー評価も高い。
各動画の離脱時間や視聴回数を解析して、コンテンツを更新している。

昨年は30万人が登録(受験生の2人に1人) 無料30万人、有料会員8万人(※だいたい受験生は毎年50万人 )

高校での一括導入も増えており、700校超が利用中。
学校に受講ルームを作り、先生が疑問点をフォローしている。

勉強サプリ

当初は、受験サプリの世代拡張(高校生より下の世代を狙う)を狙って企画されたもの。
塾に行きたいけど収入の問題や、田舎での通行面などがネックで行けない人が多かった。

高校生より下の世代に特徴的なことは・・・

  • 小中学生は保護者の関与があり。
    小中学生の保護者にヒアリングを実施すると?

    • 子供の勉強に悩んだ経験 86%
    • 子供の勉強に口を出して関係がぎくしゃくしたことがある 74%
  • 学校の授業の予習復習
  • 受動的、強制力無の環境が前提となっている

よって、『保護者への教育支援コンテンツ・機能』と継続して学べるゲーミフィケーション要素を追加。
例えば・・・

  • 保護者向けの授業(例:子供が大人になった時の世界、子供の可能性を伸ばす保護者の力、飯が食える大人にする方法)
  • まなレポ(こうほめてください、といったサマリ・細かく具体的な褒めポイント・専門家からの伝え方に対するアドバイス

他にも、BigDataを活かしたアダプディブラーニングを実施。

  • 即時の採点、解説、復習(授業の該当箇所にリンク)
  • テスト範囲の総復習(過去の回答、ログから苦手問題を出題)
  • 間違いの真因分析(タグごとの回答傾向を蓄積して苦手を分析、苦手解消に直結する問題をレコメンド)

おわりに

たくさん工夫されている様子にもかかわらず、月額料金が安くて驚いてしまいました!

株式会社リクルートマーケティングパートナーズ 受験サプリ プロデューサー 松尾 慎治 氏、中野 慧 氏の「「受験サプリ」と「勉強サプリ」が目指す「学び×ICT」による教育格差解消への挑戦」のレポートをご紹介しました。

高濱洋子

「仕事と成長のよい循環」に関心があります。企業向けITインストラクターを経験後、テクニカルライティング(業務・システムマニュアル)、企業向けeラーニングの制作、導入に携わる。現在はロゴスウェア株式会社勤務。

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